最近、お昼ご飯を安価な弁当にしたり、仕事中の飲み物をインスタントコーヒーにしたりなどの遣り繰りのお陰で小遣いがそこそこ貯まって来たので、自分への誕生日プレゼントも兼ねてノートPCを購入しました。
目的はいろいろとあるのですが、一つは気軽に持ち運びができるPC環境が欲しかったというのがあります。単にWEBを閲覧したり、簡単なテキストを作成したりする程度ならiPod touch だけでも事足りるんですが、腰を据えてサーバー管理からプログラミング、仮想マシンの起動といったマニアックな作業にも取り組める環境が欲しくなりました。従来であれば、ネットブックより上位のビジネス向けノートPCなどがカバーしていた領域なんですが、これらは性能こそ高いものの毎日持ち運んでどこでも気軽に使うといった用途にはまだまだ難がありました。特に僕のように退化した弱々しい腕では、2kg以上もの鞄を持って通勤しているだけで血の巡りが悪くなり手が痺れて来ます。
なので、要求仕様は徹底的に軽くて強固、手軽で高性能だったのですが、最近それに答えようとするPCが少しずつ増えてきました。それがIntelの提唱するノートPCコンセプト「ウルトラブック」です。
ウルトラブックとはいくつかの要件を備えるPCなんですが、ポイントは
・Intel Core マイクロプロセッサを搭載し省電力・高性能・高速起動が可能
・HDDの代わりにSSD(磁気ディスクではなく不揮発性の半導体メモリを使った記憶装置)を採用し省電力・高速アクセス・耐衝撃性を実現
・剛性の高い材質でボディを一体成型し20mm以下の薄さ
・1000ドル以下の手頃な価格
といった感じで、まあ要するにMacBook Air のWindows PC版というわけです。
じゃあMacBook Airでええやんけという話になりそうですが、まあMacの世界にはMacの掟というものがありまして、そこから少しでも外れたことをしようと思っても、簡単にはいかないという制約があるのです。特にプログラミングなど開発の世界になると、まだまだWindows系のソフトウエア資産は膨大なので、そう簡単には浮気できないようになっているんです。僕はiPod touchユーザーでかなりApple製品に好意を抱く一人ですが、自分の置かれる環境や技術者としての観点からAppleの世界にドップリ身を投じる勇気はありませんでした。
そこでウルトラブックの登場となるわけですが、こちらもMacBook Airを相当意識したコンセプトなので、それなりに頑張ってくれています。
というわけで、今回はイントロということにして詳しいところを後日レビューしていきたいと思います。
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