さらば、DoCoMo

12年ぶり新規参入、携帯電話新規3社を認可

携帯電話番号「持ち運び」、来年11月から 総務省方針

ようやく重い腰を上げたましたね。2年程前にもなんか似たようなことを書いたけども、携帯キャリア各社の「ぼったくり」ではないか?とすら思えるビジネスモデルにはかねてからずっと不満を抱いていたのです。

なんといっても基本料・通話料が高い。これだけ普及した日常的インフラであるにも関わらずここ数年実質的な値下げがあったようには思えない。料金プランを弄ったりはしていたが分かりにくくなっただけで下がったという実感はない。そしてやはりパケット料金。これだけ有線ブロードバンドが安価になっている時代にパケットに対する課金が高すぎる。いったいどこにそれだけのコストがかかっているのだろうか?第2世代より第3世代の方がパケット料金が安いというのもどうも納得がいかない。通信速度の遅い方が高いというのは普通の感覚として受け入れがたいものがある。「第2世代を使っている人は早く第3世代に買い換えてください。そうすればもっと安くなります。」的なメッセージが当然のごとく氾濫している。この消費者を少し馬鹿にしたようなやり方はずっと鼻についていた。この手の商売で一番問題なのは「消費者は無知だ」という前提の上に成り立っていることが多いこと。ハイテクを扱う企業が特に陥りやすい。なまじエンジニアをやっていると「もっと安くできるのに」「なんでこれができないんだろう?」などといったことが目に付くことが多い。もちろん正当な利益を得ることは大事なことです。でも消費者が真に望むことを追求せずに次々と新しいサービスを投入して煙に巻くやり方というのはどこかおかしい気がする。(ソニーのルートキットの問題もまさにハイテクを駆使する企業の傲慢が顔を覗かせた事件ですね。)ソフトバンクとかがあんなに携帯に参入したがっていたのも「もっと安くできる」ことが明らか過ぎるほど分かっているからに他ならない。そしてそこに気づかれることは携帯各社が一番恐れていたことに違いない。

僕がDoCoMoの携帯を8年近くも使い続けて来たのは「電話番号を変えたくない」ただそれだけのため。しかし…さすがにDoCoMoの殿様商売ぶりには我慢の限界です。ナンバーポータビリティが実現すればDoCoMoにしがみつく理由などまったくありません。新料金プランも家族割が中心で現在一人身の自分にはほとんど値下げ効果がないことも分かりました。さあ他社へ乗り換えだ!…ん?待てよ。よく見てみると「PHSの番号は持ち運べない」らしい。しかし、いろいろ検討した結果、乗り換えの最有力候補はWILLCOM。このニュースはあまり自分には関係なさそうだということが判明。んー仕方ないね。番号変わってもいいです。なんといっても安いもの。番号はまた皆に通知すればいいさ。

WILLCOMは基本料金は安いし、WILLCOM同士なら定額通話ができるし、パケット料金も携帯各社の中でもダントツ安く定額にもできる。PHSだから回線のパンクもしにくい。懸念を上げるとすれば携帯に比べると比較的電波が届きにくいことだけど、首都圏で使う分にはほとんど不便さはないし、携帯のような移動中の使用というのは昨今のマナーや法律整備に照らし合わせてみても不要な機能ではないかと思われる。端末の自由度が比較的高いのも好感が持てる。WILLCOMの目指すところは安く広く通信インフラを提供することであり、サービスやアプリケーションをどんどん増やすことではないからだ。究極的には広域の無線インフラに徹して通話も含めたアプリケーションを一般に開放してくれるとより面白いことになるのではないだろうか。

WILLCOMに乗り換えた場合の月々の料金を計算してみたところ今DoCoMoに支払っている料金の半分になることが判明。これは乗り換えるしかない。

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