i-modeをよく使う。最近の携帯料金はパケ代が半分くらいを占めることが多い。毎日、行きと帰りの電車でNEWSサイトのチェックを行っているためだと思われる。この日記にi-modeから書き込むこともある。しかし、ブロードバンドが急激に拡大し、値下がりを続けているこのご時世に「パケット料金」というのは旧態依然とした料金体系を維持しているのはなぜなんだろうか。つい先日、NTTドコモは弊社に発注していたi-mode用大規模GATEWAYシステムの稼動を開始したという。有線電話の世界では光ファイバの拡大により数年以内にはほとんどをIP電話に移行してしまいそうな勢いなのに、携帯は今のビジネスモデルの甘い汁、つまりインターネットアクセスをわざわざ帯域の狭い携帯ネットワークから仲介することで得る収入、にすがっていたいようだ。無線LANのアクセスポイント(HOTSPOT)を使ったIP電話は既に商業化しているが、まだインフラ面が不十分なため普及に至っていないが、有線インターネットの急激な情報対コストの低下を見ていると、HOTSPOTの拡大による広帯域の無線インフラの普及は時間の問題のようにも思える。今のi-modeのようにパケットによる課金もなく、接続料金だけで、携帯による自由なEND TO END通信(音声、動画、WEB、メール)が実現するならば、消費者にとってどちらが魅力的かはあきらかだろう。数年で来るそんな時代に携帯キャリア各社はどうやって生き残っていくつもりなんだろうか…。ポケベルのように消え去るのだろうか。
今もう一つ興味があるのは携帯による無線Peer To Peer通信。携帯同士の無線通信のみによりネットワークを構成するためインフラを必要としない。こちらはそう簡単には実現できないかもしれないが、コミュニケーション文化に与えるインパクトという面ではとっても面白そう。
コメント
[…] ようやく重い腰を上げたましたね。2年程前にもなんか似たようなことを書いたけども、携帯キャリア各社の「ぼったくり」ではないか?とすら思えるビジネスモデルにはかねてからず […]