フランス二日目。本格的に観光が始まります。ホテルはちょっと微妙な感じもしましたが、ぐっすり眠れました。朝食はコンチネンタルのバイキング。昨日のサンドイッチよりは格段にうまい。でも肉は大目な気がします。
8時半からバスに乗り、モナコ公国を目指し東へ移動します。バスの中から街や海を眺めながらの移動でしたが、初めて見る景色の美しさには本当に眼を見張ります。早速、写真やビデオがフル稼働を開始しました。
港には高級感漂う自家用クルーザがいくつも並んでいます。向こうには客船の姿も。
ある程度東に移動したところでニースの街並みが一望できるところまで来ました。こちらではテラコッタ(茶色かかったオレンジ色。日本風に言えばタラコ色)の屋根にクリーム色の壁が建物の伝統様式のようです。自然の中に建物の色彩が見事に溶け合っています。
海辺の町の景色もとても綺麗です。左に見えるのがコート・ダ・ジュール(紺碧海岸)。南フランスでは平らな土地が少ないのか、斜面や岩山の上にガンガン家を作ってるみたいです。全体的にゴツゴツした岩山が多い自然環境だと感じました。
バスからの眺めにひたすら興奮していたら、あっという間にモナコに到着しました。モナコ公国はフランスの中にあって独立を維持している都市国家。フランスの保護下にあるので主権はある程度制限されているみたいですが、立憲君主制の立派な国なんだそうです。不思議な関係です。出入り自由で国境も違和感なく普通に通り過ぎてしまいます。
有名なグラン・カジノへ向かいます。モナコは昔はカジノが経済の中心だったそうです。写真は多分カジノか HOTEL DE PARIS の一部ではないかと思われます。
日本ではなかなか見れないリムジンが路駐されています。モナコには世界中からお金持ちが集まって住んでいるセレブのための「セレブの国」です。中田も居住権を持っています。
モンテカルロ区、グランカジノ前の HOTEL DE PARIS です。こちらの建築物には決まって彫刻が付いています。なんだか気になります。
カジノ広場です。皆、ここぞとばかりに写真を撮りまくっていました。
カジノ広場の脇の通りを覗いてみました。お、早速LOUIS VUITON 発見。さすがセレブの国だけあって街には至るところに高級感が漂っています。
広場にはやはり高級そうでレトロな車が路駐されていました。たぶん駐車違反なんて痛くも痒くもないんだろうな。
別の角度から広場を撮ってみました。すぐそこに高い岩山がそびえていて不思議な景色を作っています。
お、スーパーカーです。僕もこういうの持っていました。ミニカーですが。
バスに戻る際に撮影。こりゃ日本ではなかなか見れない景色です。今度はモナコの大公宮殿に向かいます。
海岸の岩と建物が一体化しています。こういうところにこういう建物を作ろうっていう感覚はあまり日本人にはないですよね。
高台に登って海を撮影。いろんなものの作りがなんとも素敵なのが憎い。向こうに見える豪華客船からは後で大量の観光客が押し寄せてきました。やはり観光で食べている国なんですね。
歩いて大公宮殿を目指します。途中いくつも素敵な家々が立ち並んでいました。シンプルな色使いと植物がなんとも素敵です。この辺に王子の家もあるそうです。
建物も素敵です。やはりクリーム色への統一は原則なんですね。こんなところに梅図かずおさんが家を建てようとしたら、とんでもない騒ぎになりそうです。
素敵な路地裏がありました。やはりクリーム色です。日本にはこういう色の建物がほとんどないのはなぜなんでしょうね?ちなみにうちのマンションは一度塗り替えられていてなぜか薄紫色です。
モナコのモンテカルロ市街を一望できる場所まで来ました。凄い景色です。みんないい色してますね。右側に見える道路はF1のモナコ・グランプリのスタート地点らしいです。あまりF1のことを知らないので感動は小さいですが、この狭い一般道路をF1カーが走るということに驚きます。
港にはやはり自家用クルーザがいくつも。
大公宮殿に着きました。当然のようにクリーム色です。モナコの元首であるグリマルディ家の大公(公爵)の家です。割と気軽に入れそうな雰囲気ですね。
宮殿の前には大砲と弾がオブジェとして置かれています。当然使えないものでしょう。モナコはフランスによって守られているので軍隊を持たないそうです。
大公宮殿前の広場から街が見渡せます。右の写真は決して合成写真ではありません。しかし、あまりに現実感がない…。イヤホンはガイドさんの説明を聞くためのもの。
宮殿前のレストランの中。披露宴でも始まりそうな雰囲気です。素敵です。
旧市街を通って帰ります。やはり素敵です。
モナコ大聖堂です。ここでレーニエ公とハリウッド女優グレース・ケリーの結婚式が行われたそうです。正直グレース・ケリーのことはあまり良く知りませんでした…。
まちの真ん中に「イエローサブマリン」を発見!といっても定番みたいで、あとから知りましたがここに海洋博物館があるらしいです。
豪華客船から降りてきたと思われる観光客はこぞってトロッコバスに乗っていました。こういうの割と好きなんですが時間がなくて断念。
というわけでモナコ観光をあっという間に終えて、余韻を楽しむ間もなくすぐにフランスへ戻ります。次はフランスで有名な香水メーカ「フラゴナール」の工場へ連れて行かれました。
入り口には香水と共に素敵な絵葉書が飾られています。
こんな感じで働いているようです。奥にはアヒルの石鹸が沢山積んであります。手前の石鹸は饅頭みたいです。
卵の形をした石鹸もありました。
お土産を買った後は南仏でも有名な観光地のエズ村へ向かいました。
(つづく)
コメント
フランスという国は、観光地は特に、建物を統一させる為に、全体の調和とか、色、高さなど、規制が厳しいそうですね・・・
やっぱり統一されてた方が全体から見れば、美しいよね!
因みに家の屋根も元は濃いグリーンだったけど、リフォームするとき、レンガ色に塗り替えました。
その方が、バックの森の緑との調和が取れたからです・・・
レンガ色だったら、当然、壁も薄いクリーム色が似合うよね。
勿論、壁も白から薄いクリーム色に塗り替えました。
建物を建てる時には、やはり、周りの景観とどうマッチするかを考えて建てれば、もっと綺麗な街並みになるんだろうけどね・・・
やはり、目にするもの全てが、今まで見たことが無い景色だと、全てが新鮮に写るよね!!
わたしも、南フランス、スイス、カナダに旅してみたいな・・・
死ぬまでに一つぐらい叶えられるのかしら・・・(井の中の蛙の呟き・・・)
アップロード、お疲れ様です。
面白いですね。私も海外にけっこう出ていますが、観光旅行をしたことがないので・・・・。
一度、香港の学生さんを連れて、東京に来た事はあります。
生活の場としての東京と観光でみる東京はけっこう違っています。
フランスの人がどう見ているのか、は、私が香港で日本からの観光客を見ているのと近いのでしょうか??
香港に誰かが訪ねて来ると、思い切り下町の濃い~ぃところにお連れしています。観光ガイドにない観光ということで面白がってもらうのを見て面白がっています。
モナコ行って見たいですな。中田だけでなく、鈴木アグリとかウオーキングの更家氏とかも住居があるらしい。
F1のコ-スをボクサ-サウンドで走ってみたいですな。
市街地コ-スなんで追い越しがしづらいみたいです。
地震の心配がなく地盤がしっかりしていれば、地中海に面した断崖絶壁の家は見晴らしよござんすなあ。
モナコ大聖堂の中は撮影禁止ですか?
> かこば~ばさん
そういえば熊本の家もクリーム色だったっけ。あんまり意識してなかったけど前より明るい印象になったのはそのためか。ヨーロッパ風の建物が日本の気候風土的に合うのかというと疑問だけど、景観にマッチした何世代も長く住める住居というのがないのが悲しいね。
まだ海外旅行するチャンスは十分あるんじゃない?最近は贅沢言わなければ安いプランもいっぱいあるし。時間があるなら自由な長期型のプランなんかがおすすめかも。
> Choiさん
Choiさんプロデュースの濃い香港ツアーにも参加してみたいですな。僕にとっては東京はいまだに観光地みたいな気がしています。
メジャーな観光ツアーもメリット・デメリットがありますね。今回は徹底した定番観光ツアーでしたが、短い期間であれだけの観光地を何も考えずに周れたことには満足しています。仕事や結婚準備などで疲れ気味だったので、正直頭を使いたくなかったのです(^^;
> NAGAFEEさん
さすが芸能ネタには詳しいですね。F1のコースって言っても狭い街の道路ですからね。ボクサーサウンドなんか即行逮捕ですよ。
南仏は断崖絶壁や斜面に建てられた家や建物がほんと多いなと思いました。建築様式や技術の違いもあるんでしょうが、やはり地震や火山、洪水、土砂災害が少ないからなのかもしれませんね。
モナコ大聖堂は移動中の撮影だったので入れませんでした…。
濃い、ではなくって、濃い~ぃです。
そう、観光旅行は考えずに、というか余計な心配せずに、必要なところをコンパクトに回れるところですね。東京を観光バスで回って実感しました。
ま、東京に来た学生さんに、何かに日本的な何かを買えるところはないか?ということで、ご案内したのは銀座の「鳩居堂」。でも、学生さんの頭にあったのは「博品館」でした。
日本で本場の日本的な料理を食べたい、という人に早稲田あたりのラーメン屋・定食屋につれあるくみたいな感じ。
そういう訳で、日本再発見ということで、お台場の味を占めたチョです。(小香港もあったし)