石鹸・シャンプーをやめたらアトピーが改善した

健康

久しぶりにライトなネタで更新です。

このブログでも何度か書いていますが僕は子供の頃から軽度のアトピー症状を持っていて、10代~20代はそれほど気にならなかったのですが、30代以降からは割と身体のあちこちで痒みや炎症に悩まされるようになってました。いろいろと情報を集めつつ自己流で対策も頑張ってきましたがあまり大した成果は得られず、このままこの症状とも一生付き合っていくしかないかなと覚悟し、最近は定番の対症療法であるヒルドイドとプロトピックの組み合わせによる症状の軽減に落ち着いていました。毎年春や秋などの季節の変わり目になると症状が悪化して、たくさん薬に頼らざるを得ない状況が何年も続いていたのです。

ところがこの半年ほどは如実に症状が改善し、秋や春の激しい痒みにもほとんど無縁で過ごしています。顔の一部で髭剃り後の炎症が少しあるくらいで体の方はほとんど痒みが起きなくなりました。やったことは厳しい食事制限や免疫力アップのための生活習慣改善…などではなく、タイトルに書いたとおり、石鹸とシャンプーをやめただけです。

実はこの石鹸やシャンプーをやめるというスキンケア法は結構前からネットでも話題になっており、実践してみた結果や経過についての報告も多数上がっていました。もともと人間の体には皮脂を食べる常在菌が多数存在し皮膚のバリア機能を維持するのに少なくない役割を担っているらしく、石鹸やシャンプーはこれらの皮脂や常在菌を徹底的に洗い流してしまいバリア機能が失われてしまうらしい。この状態が続くと返って皮脂の分泌は増えていき、善玉菌以外の菌も繁殖したりして肌トラブルを起こす…といった理屈に基づいています。石鹸を止めることで肌の状態や皮脂の分泌を「自然な状態」に戻すことで本来の肌の状態になる、とのことですが…。
これは実際に自分もやってみるとなるとなかなか勇気がいります。ただ、最近はこの手のスキンケア本も増えてきて昔に比べて実践者も増えたことで一種のムーブメントにもなりつつあります。そんな世の流れを受けて自分も重い腰を上げたのが半年ほど前でした。

具体的に始めたことは、
・入浴で極力、石鹸を使わない。
・毎日お湯またはぬるま湯で優しく撫でるように全身を洗う。
・できるだけぬるめの湯船にゆったり浸かる。
これだけです。タモリがやっていることで俗にタモリ式健康法とも呼ばれていますね。
自分の場合状況に応じて汚れや臭いがある時やどうしても気になる部位は泡を使うこともありますが、ごくたまに一部でしか使いません。安定するまではいろいろな副作用もあるようで個人差もあるでしょうから、最初は忍耐を要求されます。

自分の場合、石鹸を止めてから最初の2週間くらいは痒みが増したり不安定な時期があったのですがその後安定し、今では痒みもなく綺麗なもんです。毎日お風呂には入っているので特に臭いもなく、なんの問題もありません。しかも石鹸の消耗も抑えられ、入浴の手間も簡素化し良いこと尽くしです。なぜ今までやって来なかったのかを後悔するほどです。

最近はシャンプーも止めてひと月ほど経ちました。やめてすぐは髪がベタつきましたが、最近はベタつきもなくなりほぼ通常の状態に戻っています。まだわかりませんが人によっては抜け毛が減ったり髪のハリがよくなる効果が見られることもあるようです。

アトピーの原因については様々な要因が複雑に絡んでおり今も地道な研究がなされながらもハッキリとしたことは分からず、一つを悪玉にあげることは難しいのですが、自分自身の実験経過を振り返り考察すると壮年期に発症する軽度のアトピー症状は洗い過ぎも大きな要因の一つなのではないかと思い始めています。

清潔好きな日本人のコミュニティでは不潔や臭いは社会的に非常に忌み嫌われるため、子供の頃から清潔への強迫観念が強く植えつけられています。それが石鹸やシャンプーの習慣、信仰に結びついており、その呪縛を解くのはなかなか容易ではないのかもしれません。そして大人になって代謝が落ち、皮脂の分泌が減ってきてもその習慣はなかなか止められないのです。しかも、大人になって都市部でオフィス中心の仕事なんかをやっていれば生活の空間も行動パターンにおいても常に清潔な状態が保たれているため簡単には汚れません。

清潔への強迫観念と習慣がアトピー症状をより悪化させているとすれば、アトピー症状が先進国や日本のここ数十年で特に顕著に見られるようになったことの説明も付きます。もともと肌のバリア機能が弱かったり、皮脂の分泌が少なかったりする人は本来洗い流してはいけない皮脂や常在菌まで毎日洗い流してしまい本来なかったはずのアトピーを引き起こしてきた可能性があるのではないでしょうか。

これは裏を返せば、そうではない人たちもいるということでもあります。そのため情報が錯綜、混乱しがちです。代謝が活発な若い人やアレルギー反応が強すぎる人、皮脂が多めで洗ってもすぐに回復する人などにとっては恐らくこの話は当てはまらないでしょう。だから、常在菌なども含めた「清潔」の正しい概念を理解し、体質や年齢に応じて個別にバランスをとることが大事なのであって、「こうすれば絶対大丈夫」みたいな言説には惑わされないようにし、既存の常識もたまには疑ってみることも大事なのだと思います。

それにしても痒みに悩まされないというのは普通の人にとっては当たり前のことかもしれませんが数年以上悩まされた身にしてみると大きな喜びです。この調子で髪の毛が増えくれたら言うことなしなんですが、さすがにそれは期待しすぎですかね…。

4.23 追記:
昨日、アトピー性皮膚炎の原因について新たな発見があったと発表されました。記事によれば黄色ブドウ球菌のバランス異常がアトピーを引き起こす要因となっている可能性があるとのことでした。
石鹸やシャンプーをやめてアトピーが改善することがあるのは人によって石鹸やシャンプーが肌の常在菌のバランスを崩してしまうからではないかと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました