いまだに二日目なんですが…見せたい写真がいっぱいなので、このペースで続けます(笑)
エズ村を出てからバスでニースへ戻ります。ここでようやくお昼です。お昼時を過ぎていたとはいえ前半だけでこれだけの観光地を廻ってきたことは今思うと驚きです。
見覚えのあるロゴもちらほら。
(左)レストランの裏のアパートにはフランス国旗のような洗濯物が…。
(右)レストラン入り口には素敵な木陰が。
昼食はニース風サラダと「ソッカ」とローストチキン。ニース風サラダは写真のとおり普通のサラダって感じだけど、量が多い。二人分くらいの量が出てくる。サラダだけでもお腹一杯になりそうな感じだったたので、ヘルシーな菜食ランチだなあなどと思っていたらその後にローストチキンが出てきて、またビックリ。
「ソッカ(Socca)」というのはニース名物のヒヨコ豆の粉とオリーブオイルを合わせてオーブンで焼いたもの。味は素っ気ない感じだけど少量でお腹が満たされます。全てを食べて胃がもたれそうなほどお腹一杯になりましたが、最後にこれでもかと生クリームののったケーキまで。すごかったです。
ちなみに当然昼間っからワインもいただきました。旅行中は毎日のように昼食でワイン飲んでました(私だけ)。こちらでは水とワインが同じかそれより安い価格だし、なにより昼間にお酒を飲むなんて贅沢はこんな時しかできないので…。
お腹一杯になった後は街中を通って再びバスへ。次はマルク・シャガールの美術館へ向かいます。
シャガール美術館はコートダジュールの高級住宅街の静かな敷地にあります。白塗りの壁の小さな建物が緑豊かな庭園に囲まれていました。
南仏の光が差し込む室内。シャガールの絵は色鮮やかで生命力に溢れていました!
ここには連作の「聖書のメッセージ」と「愛」をテーマに描かれた作品が展示されています。「聖書のメッセージ」には旧約から新約までの物語が光と闇のダイナミックなコントラストで描かれ、「愛」の絵にはシャガール自身の幸せな日々への思いが、鮮やかな赤色に込められていました。
全館、写真撮影OK!というのが驚き!
シャガールがデザインしたステンドグラス。
美術館をゆったり堪能した後は再びニースに戻ります。
地中海のビーチを見てニース旧市街の観光へ。
旧市街観光後に夕食。夕食はファルシ(小野菜の肉詰め)でしたが、あまり記憶に残っていません…。もちろん飲み物はワインを注文しました。
夕食後はツアーにいた新婚カップル5組のうち2組と合流。気さくで話しやすい人たちで一緒にビーチ近くのメリーゴーランドに乗りに行くことに。大の大人6人がメリーゴーランドにはしゃぐ姿を子供を連れたお母さんがおかしそうに見てました。
新婚カップルさん達と別れて夕暮れのニースの旧市街を散歩することに。夕暮れと言っても21時近くまで日は沈まないので、気分は午後3時か4時くらいです。
しばらく歩いていると金銀の鮮やかな像が2体立っていました。手前左の銀の像はなぜかよく動き、綺麗な女性を見つけては呼び寄せ手のひらにキスしていました。対する右奥の金の像は微動だにしなかったのが印象的。
夕日を見るために再び海岸へ…。
しばらく名残惜しむように地中海の美しさにぼーっと見とれていると、どこからか一見普通の若い男性が現れ、いつのまにか海辺にピアノをセッティングし、おもむろにピアノを奏ではじめた!
シンプルな風貌からは予想できないような情熱的な演奏に徐々に人が引き寄せられ、青年の曲に聞き入る。1曲弾き終わるとベンチに座って聞いていた買い物帰り風の女性(右側写真の右端)がお礼に花束を渡していました。なんとも粋な人たちです。
日も沈んだので旧市街に戻り散歩。大通りには道の真ん中にテントが張られ、たくさんの観光客がテラスで食事を楽しんでいました。フランスは本当に「テラス」が多い。日本の感覚だと毎日が夏祭りみたいな雰囲気とでも言いましょうか。多くの飲食店は必ずテラス席があったし、テラス席の方が賑わっていました。
日本にも最近はテラスが増えてきましたが、道路が近すぎて排気ガスが気になったり、妙に目立ってしまって恥ずかしかったりしますね。これも風土の違いなんでしょうか。
街の雰囲気を堪能したのち夜10時近くにホテルに戻りました。本当に盛りだくさんで充実した一日でした。
ニースの街角で「スペース・インベーダー」を発見。
コメント
とても愉しい新婚旅行だったのね・・・
羨ましい・・・
欧米人は体格が良いから、食べる量も半端じゃないって、お父さんも若い頃研修で、アメリカにいった時(1ドル360円時代)驚いていましたよ・・・(^^)
サラダといっても4,5人分位ある量が馬にでも食べさせるようなでっかいボールに盛られ、ステーキなんて、固くて、まるでゴム草履みたいに厚くてでっかくて、殆ど食べれなかったんだって!!
でもいいな・・・南フランスの田舎の方に行ってみたいな・・・
アウトドア志向の人間はオープンテラスにも憧れるな・・
まぁ・・キャンピングカーでは、景色のいいところではしょっちゅうオーニングを出して、オープンテラスを愉しんでるけどねっ!!
シャガールだぁーーーーーっ。
はぁぅ(ため息)、いいなぁ。
ヨーロッパの美術館や博物館って建物も魅力的ですね。
いつか、ヨーロッパの美術館巡りをするのが夢です。
三億円あたったら即決行!!
フランスは、非常に近いのに(親父の仕事、親戚、元勤め先のボス)私自身は行ったことがありません。
もし、わたしが行ったら、どういう風に見えるのでしょうか?
なんか楽しそうやねえ。
シャガ-ル色使いがいいね。ステンドグラスもきれい。ついでにニ-スの海もいいな。
最後のインベ-ダ-は名古屋撃ちにしてください。
◇かこば~ばさん
やはりヨーロッパの人は体の作りがだいぶ違うみたいだね。膀胱の大きさも日本人より大きいらしく、日本に比べて公衆トイレがかなり少ないそうです。(文化的側面もあるのかもしれないけど)
オープンテラスはフランスでは文化に根ざしているから街のつくりもそれを考えている感じがしたよ。日本だとそういうことを考えて街を作っているように見えない…。
◇としぼんさん
恥ずかしながら私はシャガールのことをほとんど知りませんで、この旅で知った次第です。私ごときではシャガールの素晴らしさを語るだけのセンスが足りません。ぜひ南仏に行ってその眼で確かめてくださいませ。3億円なくてもヨーロッパには行けるんで。
◇Choiさん
Choiさんから見たフランスはどうなんでしょうねえ。私の印象は矛盾を抱えつつも誇り高い理想主義の国といった感じでしょうか。パリ一極集中の農業国、原子力に頼りつつも自然と歴史遺産を愛する国、移民を大量に受け入れながら格差も広がる国…。ただ日本に比べると資本主義一辺倒ではない感じがしますね。
◇NAGAFEEさん
シャガールのことは良く知らなかったんですが、色使いがなんともやさしい感じで素人目にも良かったです。インベーダは原宿とかにもいるらしいですよ。
Hajさんの説明だと、フランスの説明と言うよりは中国の説明と言う感じにも聞こえなくはないですね~、それって。(移民の部分だけ、国内移民ですが)
小さい頃はフランスが行った事のない第2の故郷のように思っていました。なので、うちの相方がジュネーブで働くと言う話が一度持ち上がったとき、ひそかに楽しみにしていました。と言うのは、フランス語がしゃべれないことをどうしてもコンプレックスに思ってしまうんですね。なので、取り戻す絶好のチャンスだと。ま、流れましたが。